ピューマーズの日々


野球情報


★プロ野球

プロ野球データFreak
セリーグ順位表
パリーグ順位表
 

★高校野球

2016.2.8   おまけ記事(一応読んでおきましょう)

「衝突禁止」で“走ったもん勝ち”西武ゲームノックでほぼセーフ
ゲームノックで、森(右)をかわして本塁生還する炭谷

 

 走れ、走れ!西武は、走者を置いて試合状況を想定したノックを今キャンプで初めて実施。今季から適用される、本塁での危険な衝突を防ぐ「コリジョン(衝突)ルール」への対応を確認した。走者と捕手の双方に禁止事項が設けられる新ルールだが、走者有利に働くことを強く認識。捕手をメーンに指導する田口バッテリーコーチは「“走ったもん勝ち”という状況が出てくる。走者を置いた練習ではっきりした」と口にした。

 捕手がブロックなどで走者の走路をふさぐことができないため、得点圏の走者は微妙なタイミングでも迷わず本塁に突入。練習では、ほとんどがセーフとなった。

 例えば1死一、三塁の状況。三走・木村文は左犠飛で生還した。タッチにいった捕手が体勢を崩している間に、一走・岡田もタッチアップで二塁到達。守ってはマスクをかぶる岡田は「昨季までなら“待て”の場面だけど、新ルールだからこそ二塁に進めた。捕手はタッチの体勢から1回転して投げないといけない。走者の立場で考えた場合は行くべき。そういう野球になる」と話した。

 こんなケースも。1死三塁の遊ゴロで、三走が本塁に突入してセーフ。タッチアウトにできなかった捕手が一塁に送球したが、打者走者もセーフになった。1死二塁の場面では浅い右前打で二走が生還したばかりか、送球間に打者走者も二塁に到達…。正捕手・炭谷は「タッチの体勢が悪ければ打者走者をアウトにするのは難しい。足の速い三塁走者だと、100%内野ゴロでギャンブルしてくるでしょう」。外野手の秋山も「強引に突っ込んでくるケースも出てくる。間違いなく得点が増える」とみている。

 守備側の対応は難しく、試合展開次第で本塁の1点を捨ててでも次の走者をケアして大量失点を防ぎにいく考え方が出てくるだろう。一方、攻撃側は「ルールを逆手にとって、貪欲に次の塁を狙っていく」(田辺監督)。新ルールが野球を大きく変える予感がする。

 

(2016.2.8  スポニチから)