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DeNAは20日、横浜スタジアム内で会見を行い、野球振興活動を強化する新プロジェクト「やきゅうみらいアクション」を開始すると発表し、その一環として「ティーボール」のルールを幼稚園、保育園児向けに変更した新競技「BTボール」を創設したことも併せて発表した。
同プロジェクトは、子どもたちに野球をプレーする楽しさを感じてもらい、将来的な野球人口の増加が目的。「BTボール」のルール作成には、球団のスペシャルアドバイザーを務める三浦大輔氏(43)も参加。「遠くに飛ばす」、「飛球をノーバウンドで捕る」という野球本来の楽しさを味わってもらいたい―との思いから、ルール案では5点だったホームランを10点に、同1点だった飛球のダイレクト捕球を0点に変更した。そのほか、自軍の選手を応援することもルール化した。
会見後に行われた幼稚園児の試合で審判を務めた三浦氏は「簡単なルールで、子供たちも元気よくやってくれたのでよかったなと思います。試合が終わった直後に『もう1試合やりたい』という声が自然に出てきてくれたので、本当にうれしかったです」と感想を口にした。
同プロジェクトではそのほか、9月17日に横浜市内の幼稚園、保育園児が参加する「BTボール」の新大会「DB.スターマン杯」の第1回大会を横浜スタジアムで開催する。
また、横浜市内の幼稚園、保育園への訪問活動「幼稚園・保育園 野球ふれあい訪問」を年間60回から100回に増やし、より多くの園児に野球やベイスターズへの興味、関心の醸成をはかる。さらに、この活動を記念して球団マスコットをあしらったオリジナルバス「DB.スターマン号」を制作し、各園への訪問に使用する。
そして、球団の選手OBが横浜市内の小学校で行われる体育の授業を訪問して投げる、打つ、捕る、などの野球の楽しさを感じてもらう活動「小学校体育授業訪問」を年間30回から100回に増やし、その対象を従来の高学年(4~6年生)から低学年(1~2年生)に変更。より小さい頃に野球の楽しさを感じてもらい、本格的に野球をするきっかけを提供する―としている。