★プロ野球
★高校野球
運動は苦手……というお子さまはいませんか? もし、お子さまが運動は得意でないというのなら、ぜひ「かけっこ」のコツを教えてあげてください。かけっこは、すべての運動の基本といえます。走ることへの苦手意識がなくなれば、それは本人にとって大きな自信につながるでしょう。
そこで、かけっこが苦手なお子さまでも「できた!」と実感できる、とっておきの練習方法をご紹介します。教えてくれるのは、元陸上競技選手で、男子200mハードルでアジア最高記録を樹立し、現在はプロ野球選手やJリーガーなど、さまざまなスポーツ選手に走り方の指導も行なっているスプリント・コーチの秋本真吾さんです。
速く走るためには、腕をしっかり振る必要があります。つま先による反発力に加えて、腕を大きく振ることで推進力が生まれます。これによって、走りは劇的にスピードアップするのです。
気を付けたいのは、腕を大きく振ろうとする意識が強いと、肩振りになって上半身が左右にぶれたり、腕を振った時に肩も一緒に動いてしまったりして体力を消耗してしまうことです。腕を振る時は、手のひらの力を抜いて、体の横で手をまっすぐに振ります。上半身を動かさずに、腕だけを大きく振るようにしていきましょう。
二人一組になって腕振りの練習をしてみましょう。一人は前に立ち、もう一人は後ろに立って、手のひらを出します。前に立つ人は、後ろの人の手のひらにひじを当てるようにして腕振りを行います。腕を振る時は、速く動かそうとせず、ゆっくり大きく振るようにしましょう。
腕を振る時は、腕をまっすぐ大きく振ること。走っていると、肩が大きく動いたり肩が上がったりしやすいので、上半身を動かさないことを常に意識しましょう。